携帯依存

■具体的な悩み  携帯電話が手放せず、ささいなことでも電話したりメールしてしまう。新機種が出るたびに欲しくなる禁断具体的な悩みも出ます。
■原因  料金プランやキャリアの見直しをしていないです。
■対処法 20代、30代に特に多い。携帯電話を通じてしか他者とのつながりが維持できず、携帯電話のない生活は考えられないという人がかかる傾向があります。収入の多寡はあまり関係ませんが、収入が低いほど家計的には深刻な問題となります。携帯電話を手放すことが一番の対処法ですが、強い禁断具体的な悩みが出やすいので、まずは定期的に料金プランを最適化したり、無料通話アプリや固定電話が使えるなら優先的に使うなどしてコストを下げる努力が必要です。メールの活用も有効ですが、メールのやりとりに時間を取られすぎないよう注意。

 

高エンゲル係数

■具体的な悩み  家計の消費支出に占める食費の割合が高いと発しやすい。食費は生活に必要で一定以上は下げにくいことから、一般的に所得が低い人ほどかかりやすい病気といえます。
■原因  外食が多い。献立を決める能力が低い。
■対処法 外食を減らして自炊することが最良の対処法。買い物に行く前に、献立を考え買うべき物のリストを作るクセをつけましょう。たとえ特売品があっても、買うべき食材以外は買わないようにするのが大切。使わないまま冷蔵庫の中で腐らせてしまうような無駄がなくなり、廃棄する食材も格段に減るはずです。外食が娯楽になっている場合は、公園などの公共施設を活用して、お金のかからない娯楽を探す。晴れた日に弁当持参で子どもと屋外で遊ぶことが、ファストフード店よりずっと楽しいと気がつけばしめたもの。
 サラリーマンは、同じ職場で同年代なら同じぐらいの収入レベルということが多いでしょう。もちろん、同期入社でも特別に昇進が早くて収入が飛び抜けている人もいるだろうが、同じようにキャリアを積んできた仲間の収入は、ほぼ似たような水準です。
 そんな同僚と飲みにいって、お互いの貯蓄額を話すことはまずないでしょう。社内体制を嘆き、上司の悪口を言い、たまには家族の自慢をしたり、愚痴をこぼしたりするかもしれないです。

 

 

ですが、一緒に働く同年代の仲間だから懐具合だって同じようなものだろう──と思っていたら、それは違う。
 それぞれの家庭の30年後の家計をシミュレーションしてみた結果、たいへん興味深いことがわかった。年収も家族形態も似通った家計なのに、30年後の姿は大きく違うのです。
 なかには、このままだと数年後に貯蓄残高がゼロに転落し、30年後には3000万円ものマイナスになる家計があった。その一方で、どんどん貯蓄が増え、30年後には1億円を超えると予想される家計もあった。
 同じ職場で、同じように働いている人たちの間でこれだけの差が出ることに、私も正直びっくりした。いったいこの差はどこから出てくるのか?
 その最大の理由は、テクニックの差ではないです。実は「マインドの違い」です。
 これらの家計を詳細に分析すると、収入が多いのに貯蓄できない家計は、多くの場合、消費行動が衝動的で計画性が乏しいことがわかった。
 たとえば、30年後に貯蓄残高が3000万円のマイナスになると予想される人は、面談で次のように話してていた。
「実は先日、たまたま見かけたマンションのオープンルームに入ったら気に入ったので、すぐに申し込みました。買っても大丈夫でしょうか?」
 貯蓄が少ないため頭金なしで、住宅ローンをめいっぱい借りる計画だという。そのローンの返済額は、現在の家計ならなんとかギリギリ払うことができます。だが数年後、子どもが成長して教育費が増えるようになるととたんに払えなくなり、すぐに家計は赤字に転落して貯蓄ゼロに転落すると予想されるのです。
 マイホームの購入といった大きな買い物をするときに衝動的に行動してしまうような人は、ほかの場面でも衝動的な行動をとると考えていいです。たとえば車を買ったり、家電を買ったりするときにも、価格を比較して買うようなことは苦手です。それ以前に、本当に購入する必要があるか否かの検討さえしないかもしれないです。マイホームの頭金がほとんど貯まっていないことからも、それは容易に想像できます。
 一方、退職までに1億円貯まってしまうような家計はどこが違うのか。
 実は、こうした優秀な家計は特別に例外的なケースではないです。これまで多くの家計を診断してきたなかでも、収入が特別高いわけでもないのに、なぜか驚くほどお金が貯まる家計は数多く存在します。平均的な年収でも、マイホームを購入したうえで退職までに1億円のお金を貯めるのは不可能ではないです。
 その最大の特徴は、一口で言えば「支出が少ない」ことに尽きます。
 こう言うと、「なんです、節約か」とがっかりするかもしれないです。ですが、節約のパワーをなめてはいけないです。